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オーストラリアへの投資~APREA Webinar [不動産経済研究所] 22 July 2021

ある調査会社によると、今年上半期におけるある調査会社によると、今年上半期におけるオーストラリアへの不動産投資は対前年比で倍増となり、コロナ対策を着実に行い一定の成果を示し続けているオーストラリアに対する投資家の注目度は高い。こうした状況を踏まえ、このほどAPREA はオーストラリア不動産市場の現状や税務に関するWebinar を開催した。今回は市場概要をお届けする。

コロナ対策に一定の成果コロナ対策に一定の成果経済回復は早期に実現

メルボルンでのロックダウン期間は長かったもメルボルンでのロックダウン期間は長かったものの、オーストラリア政府はコロナウィルス対策を効果的に行い封じ込めに成功したと言えるであろう。オーストラリアの感染人数は約3万人、総人口のたった0.12%に過ぎない。政府は景気刺激策に2000 億ドル超を投入、事業主に対しては雇用継続向けに900 億ドル超の賃金支援を行った。ただ、シドニーは変異株の流行により先週から2週間のロックダウンが行われている。ワクチン接種率はほかの先進国よりはやや遅れておりまだ人口の1/4 程度だが、今後は順調に接種が進む予定である。

金利引き下げ策および量的緩和策の実行金利引き下げ策および量的緩和策の実行により国債利回りは低いため、不動産利回り同様魅力的なスプレッドとなっている。政策金利は0.1%で、コアの負債コストは140~190bp の範囲に収まると予想している。コロナウィルス感染拡大は28 年ぶりのリセッションをもたらし、2020 年第2四半期のGDP は7%の落ち込みを示したが、回復は早く2021 年3月の数字は1.1%と、パンデミック以前のレベルまで持ち直1.1%と、パンデミック以前のレベルまで持ち直し2022 年は3.5%、2023 年は3%と予測されている。

前回のリセッションと比べ失業率は急激に悪前回のリセッションと比べ失業率は急激に悪化したものの、回復も早く2021 年3月は5.1%まで回復しており、政府の支援策が功を奏したとのようにも見える。セ

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